「どれだけ周囲の環境を整えても当たり前としか思えない人間の種子は芽吹く事すら無い」
肥えた土地に種子を蒔き、お日様や水の恵み環境が整っても芽吹かない種子が存在する。
周囲を見渡し人間を種子に例えながら冷静に観比べるが、どれだけ周囲の環境を整え様が本人が芽吹く気が無ければそのままの状態で時間だけが経過する。一応人間で在るから身体はデカくなり無駄飯を食(くら)いながら月日を浪費し続け、終末臨終を迎える。多分、誰でも芽吹き繁る事が出来る事に気づいていないのだと思う。
何故そうなるか?だが、芽吹く事も繁る事も無い人間は全ての環境、状態を「当たり前」と転換してしまう事に起因していると考えている。ホームセンターで種子を購入し袋の裏側に発芽率が印刷されているが、厳しいかもしれないが環境を万全に整えても人間の場合10%にも満たないと思う。
教育環境を整える名目で無償化を推し進める動きを眺めながら、年齢別輪切りの成長を是とし、学びたくも無い連中に教育の機会を与える環境を整えたところで殆どが芽吹く事無く終了すると思う。それならば世の中が欲しがる大学卒業証書を印刷機で印刷し、公的証書として配った方が安上がりだとすら思う。
現在まだ子育てをしている途中経過の立場から思う事は、学校なんぞの子供の生育環境を整える前に、一番最初にやるべき事は「子供の心の根底に「当たり前は何1つ存在しない事」「周囲に対する感謝する事」の2つを徹底的に入れ込む事が何より大切な基礎だと考えている。当たり前としか考えられない感謝出来ない人間は環境を整えたところで芽吹きもせず、繁る事も無い。但、親自身がその事の大切さを理解出来ていなければ教え様も無い事だが…(笑)
世の中経済的な豊かさのみを傍受し、3日もすれば当たり前になり感謝を忘れる薄っぺらの人間を量産したが故に芽吹く事も繁る事も無い。自分が学生時代を送った頃より最高学府と称される大学が乱立し、専門の学士知識を認められた大卒学士が増えたが景気を含め世の中が良くなったとは思わないが…
環境を整えたところでどうなるかの結果は現時点で出ていると思う。