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来慶山忠暘院

「人生、自分自身との闘いに勝ち続けるのが一番難しい」令和3年10月21日記

「人生、自分自身との闘いに勝ち続けるのが一番難しい」令和3年10月21日記

「人生、自分自身との闘いに勝ち続けるのが一番難しい」

日々の生活において自分自身の人間的な弱さと向き合いイメージする通りに自分をコントロールする事ほど難しい事は無いと思っている。

特に自分の様な決して意思も強く無い元来怠け者で人間の弱さの塊を相手にすると日々大変なのだ。

そんな人間の弱さの塊…自己嫌悪の塊だった自分を無理せずコントロールする為に最初は自分に勝つ事を目標にした。勝率で書けば100%近くの惨敗を重ね自己嫌悪を増幅させただけだった。

自分の様な怠け者でも自分自身に打ち勝つ方法を試行錯誤し続けたが…継続する事は叶わず負け続け自己嫌悪に更なる磨きがかかっただけとなった。

そんな試行錯誤の中ふと「自分でも続けられていた事は何だろう…?」と考えてみた。「子供の頃真っ暗になるまでやっていた魚釣り…」「ズッポリハマったゲーセン通い…」結論からすれば「好きな事は続いていた…って事だ。

好きな事は続くが嫌いな事は続かない…ならば好きな事をやれば良いだけという結論に到達した。自分に負け続けて自己嫌悪になるよりよっぽど良い…勝ち負けはどうでも良い方法が在る事に気づいた。

以前にも書いたが、置かれた立場で自分の好きしかやらない事を始めてみた。

嫁の前では「自分がイメージする好きな旦那…」

子供の前では「自分がイメージする好きな父親…」

信徒さんの前では「自分がイメージする好きな和笑(おしょう)…」

店に入って客ならば「自分がイメージする好きな客…」

24時間起きている間、置かれた立場で自分がイメージする好きだけをやってみると、無理なく長続きする事に気づいた。別に現世、宇宙や地球の悠久の時に比べると僅か数十年くらい現世の間くらい好きしかやらなくても良いんだと考え、別に他人に無理して好かれようなんて気持ちも無くなった。現在はストレス自体が皆無の状態になった。

自分のイメージする好きしかやらない人生…

勝ち続ける必要も無く、お気楽、楽勝とはこの事だと思っている。

忠暘院

横浜市緑区のお寺です。
よろしくお願い致します。