「先に義務を果たしている人間が権利を主張出来る事を知る。世の中逆が多すぎる」
何もやらずに権利を主張する輩を目にする機会が増えた。ゲンナリする事が多いが人間の質が劣化しているのだと思い眺めている。
以前、独り暮らしをされていた方が孤独死され、その方の面倒を唯一みていた第一発見者となった甥から相談を受けた事が有る。独身を通され独り暮らしとはいえ、晩年まで仕事をされていた上、慎ましく生活をされてこられた様でそこそこの財産が遺っていた。甥に「先々遺恨を残さない様法定相続人にきちんと連絡して処理しないとダメ。人間を学ぶのに絶好の機会になる」と言っておいた。結局、会った事も無い親戚も急に現れ分捕り合いになったのだ。
叔母を面倒みていた甥がびっくりしていたが「人間っていうモノの浅ましさ学べて良かったね❗️」と言った事が有る。法的に何の問題も無い出来事だが、自分の身内だったらゲンナリする出来事だ。
恥という概念が欠落している輩は往々にしてそれが当たり前の権利として振る舞う出来事だが、個人的にその手の輩とは距離を置きフェイドアウトする事にしている。付き合ったところで人間成長の学びは無い相手なのだ。
自分自身の権利として主張するにはどの角度から観てもやるべき事(義務)をきちんとやっている事が前提となると考えている。
何もやりもしない輩に限って権利を主張する姿を観るが主張する前に主張出来るくらいの事をやっているか?胸に手を当てて考えてみる事をお勧めする。
義務も果たさず権利を振り回し過ぎれば単なる厄介者扱いされて孤立する。