「力に呑み込まれ倒れるのでは無く、常に柳の様にしなやかに生きる」
個々の人間の力が試される時代に突入した。天道を知り、人として在るべき姿が解っていれば別に恐れる必要も無い事だが、兎角世の中は賑やかなのだ。
常に理想とする姿は大きな力に対して力で対抗する事より、柳の如くしなやかに流してしまう姿だ。
大風で枝木がひん曲げられ様が、大雨で川の水が氾濫して水中に没し様が天候が回復し、何事も無かったかの様にその場所に根を張る柳には感嘆する。
かかる力、圧力に対して力で対抗しようとするより、天道に沿い逆らわず自分自身の芯は保ちながら常にしなやかに対応する。どんな事が起ころうとも呼吸するが如く過ごせば日々安穏なのだ。