「助けてくれる事が当たり前と思い込んでいる相手には手を貸してはならない」
他を当てにする事が当たり前になる自分自身の成長は止まる。人間成長するのは問題事を自身で解決した時だけなのだ。
相手の人間的な成長を願うならば生命に関わる事以外は放っておくくらいの「待つ」とか「断る」力量を持たないとならない。
かつて自分がやっていた安易な手助けは相手の為にならないどころか相手の成長を阻害する事になるのだと現在は解る様になった。思慮の浅い単なるアホだと思う。
齢(よわい)50半ばになり、ふと周囲を見渡せば自分より後に生まれた後輩たちが沢山いるが、後輩たちの困った状態を親切と勘違いしてどれだけ成長の機会を奪ってきたかと猛省している。
自分にとって電話1本で片付く案件で有っても相手をきちんと精査して、為す事、為さぬ事の仕分けをする様にせねばならないと今更ながら思っている。
次世代を担う様な人間の後輩を育てられる様な人間で在りたいと思っているが…まだまだ人間が解っていない自分にとっての課題は山積なのだ。