「嘘や偽り恥ずべき事をやらず正直に生きさえすれば日増しに人間は強くなれる」
「正直に生きる事ほど難しい事は無い…」そんな事を聴くが、正直というモノゴトの根本を理解出来ているのかというだけの話だ。
「正」という字は一つに止(とど)まる…
「直」という字はまっすぐ…ただちに…なおす…
正とは2つ…3つ在るモノでは無く、その道理にかなった1つしかないモノゴトを自分自身で会得する事が前提となる。但、凡夫、人間で在るが故なかなかその1つに到達し会得する事は難しい。
日々、1つに到達する為に判断せねばならない事に常に正しいと思う事をやり、間違えれば直(す)ぐに直(なお)す。トライアンドエラーを繰り返すしか無い。日々繰り返していると1つの点に近づく…
正という点に自分自身の意識が近づけば近づくほど、他を気にする事も無く自然体で正への道を歩んでいる自覚が湧き自ずと自分自身が強くなっていく。但、ここで気をつけなくてはならない事は増上慢(ぞうじょうまん)の極みにハマる事が有るのであくまで凡夫たる人間という自覚を忘れ無い事だ。
言葉で記せばこれくらいの話だが…常にアタマの中で理解した事を常に行動で表し事が重要となる。