宗教法人

来慶山忠暘院

「心が乱れる前に何故そうなったのかを精査し次回からに活かす」令和3年9月8日記

「心が乱れる前に何故そうなったのかを精査し次回からに活かす」令和3年9月8日記

「心が乱れる前に何故そうなったのかを精査し次回からに活かす」

とかく自分が当たり前とかフツーと信じ込んでいるモノが崩れた時「怒り」とか「悲しみ」なんぞに心が揺さぶられ乱れるモノだ。
先日から心を病まれた方と縁が出来、直接会った事は無いが電話や葉書、封書がくる様になった。こちらの事はお構い無く気が向くと長い電話をかけてくる様になった。丁度、葬儀準備で戒名を授ける為に喪家との電話中にかけてきたので、キャッチホンにて出て現在の事情を説明して切った。後で電話で話したがその時の事をこちらから詫びるとその詫び方が悪いと言われたのでカチンときて、
「ところでアンタ❗️他人の時間を奪っている自覚が有るのか❗️❗️❗️💢」
とキツく言ったところ相手は慌てて電話を切った。
それからは「寄付をしようとしている篤信家に対して礼儀を知らない糞坊主」という称号を頂き罵詈雑言を記した葉書が来る様になり現在に至るが…
ムカつきながらも、現在は、
「現在の自分に糞坊主なんて言ってくれる人間は周囲に居ないよなぁ…なんて考えれば有り難い事だ…」
と思う様になった。
別に全ての人間に好かれ様とは思っていないが、そんな相手からでも学ぶ事は多々有る。
世間体の良い学校に入るとかの厳しい条件付きでしか親から育てられなかった上、その親に反発も出来ず言いなりになってきた人間は他人に対してもそんな価値観でしか対応出来ない。
「自分に都合の良い態度や返答をしてくれる相手は良い人…意にそぐわない相手は悪い人…」
という二極しか持たず周囲と軋轢を起こしまくり心を病む…
本当は親に言いたい事なんだろうが、意にそぐわない他人に向けて暴言を吐き居場所を無くし続ける…そんな事にすら気づけない哀れな状態になる…
他人から哀れな人と思われる事くらい哀れな事は無い。自分も子供を持つ親という立場で在る。周囲に害を与える様な哀れな人間を育てる訳にはいかないと肝に銘じねばと思う。
次に自分が考える事は、同じパターンを繰り返さない様に、同じ様な思考タイプの相手に対して対処の方法を考える事くらいだ。

忠暘院

横浜市緑区のお寺です。
よろしくお願い致します。