「日々、常に自分の心を耕し種を蒔き雑草を抜き続ける」
人間アタマでモノゴトを捉えイメージする訳だが置き換えて想像する事が理解しやすい。
日本人は本来農耕民族なのだ。農耕民族は定住した土地で田畑を作り自然から頂く恵みを生命の糧として生きてきた。その姿を現在の自分自身に置き換え心を耕す田畑と想像してみれば理解度は高まる。
人間は自分の意志で移動可能な生き物だ。身体を移動させ、「心だけは前の場所に置いてきました…」そんな人間は存在しない。
心を常に持ち運べる田畑と置き換える。その田畑に善の種を蒔く自分自身を想像し、日々抱える煩悩、欲を生えてくる雑草と捉え日々抜き続ける。目指すは心の田畑に善が蒼々と茂る田畑だ。
繰り返していれば自分自身の人格自体が善となり得るのだ。
心の在り方次第で人生が決まる。
善が茂る心さえ持ち得る事さえ出来れば、何処で誰に出逢おうと物怖じする事も無く自然体で居られる。心が欲の雑草だらけの異次元の輩とは接点すら無くなり、とやかく言われる事も無く安穏な人生を歩めるのだ。
人の世は難しい…なんて言われるが難しくしているのは自分自身の心の在り方次第なのだ。わざわざ難しくする輩と関わる必要も無く、魑魅魍魎(ちみもうりょう)の餓鬼の世界はそんな輩に任せておけば良い事だ。自分自身で気づかない限り現世の餓鬼世界を構築するのは致し方ない事だ。
類友よろしく…70億以上人間が存在する現在の現世で有る。