「日々心豊かに穏やかに過ごすには与えられる分量より与える分量を多くする。たったそれだけだけの事」
少し寒くなった。お日様の温もりが有難く感じる。お日様に対して有難く感じるのは寒さを感じる中暖かさを与えられる分量が多いからだ。(夏場にそんなお日様を恨めしく思うのは、与えられる分量より暑さに気力体力が奪われる割合が増える…人間とは勝手なイキモノだと思う…)
周囲を見渡し、日々、朗らかで心豊か穏やかに過ごしている自分が素直に人間と呼べる方々を眺めれば、与えられるより与える分量が多い心を持った人間同士が気の置けない仲間で繋がり、永く続くコミュニティを創っている。
逆に嫌悪感を漂わせ殺伐とした雰囲気を漂わせる輩は与えるより与えられる分量を望む気持ちが多い心を持った餓鬼の様な輩同士が繋がり創っては直ぐに崩れる餓鬼仲間で繋がっている。
モノゴトが起こった瞬間、一刹那、瞬時に自分の損得の得する事のみを考えるクセのついてしまった人間のカタチの餓鬼には解らない事だが、周囲に損をさせるクセのついた餓鬼と現世に於いてわざわざ好んで永く続く関係を創る人間はいない。類友よろしく餓鬼仲間で奪い合いながら現世での生命が尽きるまでおやりなさい…で有る。
自然の恵みに感謝するのは与えるより与えられる分量が多いから…人間関係も含め、与えられるより与える分量が多いモノゴトは永続しているだけの事なのだ。
永続してきたモノゴトの中に宗教が在る。本来そんな道理を説くべきハズの宗教だが、宗教を扱う司祭者がそんな道理が解らなくなったのだ。与えるより与えられる分量を増やした結果、現在の宗教離れの現実となって現れ、余すこと無く道理を時間の流れの中で説かれている。
「世の中、価値観、時代が変わった…」なんて嘆く宗教司祭者に遭う度、価値観、「時代が変わったのでは無く道理を理解しない司祭者が増えただけの事…」と残念に思う。
周囲を見渡せば原理原則…道理から外れるモノゴトは1つも存在しない。