西洋の感覚は先ず「利益」の「利」を元に合理化を考える。そこには情は存在しない。
東洋の感覚は先ず「理由」の「理」を元に合理化を考える。そこには情が存在するのだ。
以前、近江で6年ほど暮らした事が有った。「三方良し」の優秀な商人を輩出した地域で有る。簡単にいえば「利と理」を兼ね備えた方々を世に送り出した地域で有る。
そこには先人の方々が「利と理」をカタチにして小学校や諸々凄いモノが遺して有った。
平成の大合併でそんな凄いモノが壊され様としていたので「幼い頃から見てきた風景が変わったら孫子が将来帰ってこない!」なんて理由を説いたが利益に染まる方々には30歳そこそこの自分の力なんぞ無力に近い存在でしか無かった。(壊されたモノも多かったがその素晴らしい小学校は遺っている。)
そんな近江に「利と理」を兼ね備えた方々多いか?
京都からほど近い場所で有るから文化的に「理」の影響を受けた地域に、日本で初めて西洋の「利」を追求した織田信長が城を構えた事で時間をかけて「利と理」が融合したの事だと自分は思っている…。
いろいろなものを紐解きながら世の中を眺めると…それはそれで人間の営みには理由がある事に気がつかされる…
横浜市緑区のお寺です。
よろしくお願い致します。