日々、目の前で起こる人間リアル劇場を眺めながら自分の生き方を模索させて頂いている。
自分自身が行じなくても、自分以外の方々が代わりに行じて観せて下さる事に有難い事だと感謝しか無い。
そんな中で感じるのは、
「人間の営みなんぞは、日々、自分自身で蒔き続けている種が実りの時期を日々むかえて収穫しているくらいの事でしかない」
という事だ。
麦の種を蒔けば麦が実る…
大豆は大豆…
等々…
有難い事に、自然の営みの中で全ての道理を2つの眼に投影して下さるのだが、その意味を当たり前としか見る事が出来無い人間には道理が写り込まないのだ。
道理は1つしか無い…
人間生活の中で善い種を蒔けば善い実りを迎えるし、悪い種を蒔けば悪い実りを迎える…それくらいの事なのだ。
日々悪い種を蒔いていながら善い事が起こると信じて疑わない人間が増えた。
麦の種を蒔きながらカボチャを収穫しようと奮闘している姿を観せられても現世は喜劇では無く、リアルな人間の営みなのだ。
人間に生まれながら、道理に気づく事すら出来ずお迎えを迎えるにはあまりにももったいない…
森羅万象…道理を説き続けて下さる自分を取り巻く全てのモノゴトに日々感謝で有る。
横浜市緑区のお寺です。
よろしくお願い致します。