「自分自身の意識、思考が道理から外れていなければ災い事に遭う事は無い」
仏教で説くところの「道理」とは動かし様が無いモノなのだ。道理から外れた思考をし、言動、行動をするから大変という状態に陥る。
大変な目に遭い「そんなつもりでは無かった…」と言われる方がおられるが細部まで精査すれば思考自体が道理から外れ、言、行動を取っているモノなのだ。自分自身だけに跳ね返るならば良いが周囲にも多大な迷惑をかける。
先日自分に近い立場の方が体調を崩し入院した。現在は退院して自宅療養をしている。本人との会話で、
「本来健康だった身体が還暦前に悪くなった根本を考えないと必ず何度も繰り返す事になるよ。先ずは思考…つまりは心を清らかに保つ事。他人から嫌な目に遭わされても相手が悪いと腹を立てるのでは無く、人間として発展途上の方が存在するんだと認める事。早く他人に嫌な言動をしない人間になって欲しいと祈ってあげるくらいになれば良い。それくらい自分の思考が変われば人間は自ずと心に由来する身体は回復する力が備わっている…」
と話しておいた。後は自分自身で気づくのを待つくらいしか出来ないから、もう尋ねられ無い限り自分から言う気も無い。
世の中、精神的なストレスを抱えている方が増え身体に変調をきたしている方々を観るが…自分自身の道理から外れた思考に基づく身体の変調と知る人間は少ない。
道理から外れているからあっちこっちに歪みをきたし「大変だ❗️」なんて右往左往するハメになるのだ。
道理にさえ気づき道理に基づく生き方を実践していると徐々に全てが好転していく。そのうち他人を眺めた時、道理から外れた思考の人間を見抜く力がつき始め周囲に多大な迷惑をかける様な人間と関わらない術も備わってくる。
先日、3対7の法則を書いたが他の為に使う7は道理を知る他に対して用いる事を書き加えておく。