「親が子供に遺せる本物の財産とは数字に置き換えられるモノでは無く思考に基づく生き方のみ」
先日のお参り先で「うちの父さんは大工だったけど儲けたお金を周囲にご馳走したり振る舞う事ばっかりして自分の家すら建てられなかった…」そんな話を伺った。
その家の自分と同年代の子供たちはみんな人当たりが良く素敵な家庭を築いている。
「子供の頃、家にいろいろな年代の人出入りしてたでしょう。ヘベレケに飲んだくれたオヤジだっていたと思うし…やたら講釈垂れる人…可愛がってくれる人…愛想も素っ気も無い人…。子供の時からいろいろな人に接する事で、金や家は残さなかったけど子供たちに人との付き合い方ちゃんと遺しているじゃん❗️それが人生生きていく上でめっちゃ大切な事で、誰にも奪う事出来ない究極の財産だよ❗️それと周囲見渡してごらんよ❗️そんな父さんの悪口言う人いないハズだよ。」
そんな話をした。
金や家なんぞが価値の有る本当の財産だと思っているならばまだまだ残念な思考でしか無い。数字に置き換えられる様なモノは下手すれば無くなる。
今回記した様に自分以外の他人ときちんと繋がれる様な幼い頃から他人との関わり方を学ぶ事が出来れば、生涯に渡り周囲に可愛がられて人生は豊かになるモノなのだ。
そんな本当の財産を子に継承する事が出来る方を自分は人間と呼ばせて頂いている。