宗教法人

来慶山忠暘院

山の中で考えている事…令和3年8月12日記

山の中で考えている事…令和3年8月12日記

「他人に威張り散らす輩とは自分が老いて勢いが無くなる事すら理解していない残念で哀れな存在だと知る事」

「諸行無常の鐘の音…おごれる平氏も久しからず…」なんて言葉くらい知っている方が多いと思うが、自分には当てはまらないと思う方が殆どなのだ。
平家物語好きの一部ニッチな愛好家のみが繋いできた事ならばとっくに廃れて無くなったハズだ。字体はその時代を反映して古いものの人間としての在り方の原理原則、モノゴトの道理が説かれたモノのみを厳選して伝承してきたのだ。自分たちの先祖は意味の無いモノゴトを伝承し続けてきたバカでは無いって事だ。
諺もしかり…残ってきた宗教なんぞもしかり…原理原則道理から外れ意味を為さぬモノゴトは消え去り、残ってきたモノゴトには意味が在る。
せっかく伝承し続けて下さった方々には申し訳無い事に現世を生きる自分たちに読み解く力、単純な話、想像力が欠如してしまっているのが現状なのだ。単純に人間の劣化と言う。
但、劣化し続け一生を終えるも良し…劣化と素直に認めて修正するも良し…それぞれ与えられた人生時間の使い方なんぞ他人が指図するモノでは無いと思っている。
人それぞれ…十人十色…それぞれが望んだ通りの人生を歩み続け…誰しもが晩年悔いる事無く人生を終える事が出来る事だけを切に願っている。

忠暘院

横浜市緑区のお寺です。
よろしくお願い致します。