「トンビはトンビを産む。たとえ鷹を産んだとしてもトンビはトンビにしか育てられない」
よく自分の価値観を後から生まれてきた後輩(自分の子供も含む)たちに押し付ける輩を観るが「自分が神様仏様じゃあ在るまいし、そんな自分レベルの人間を育てて先々の世の中をどうする気なんだ?」と思う事が多々有る。
どんなにアタマを使おうが自分の思考のその時点での限界は越えられ無いので、自分以上の人間を育てるのは無理なのだ。まるでタカがタカを育てている気持ちになっている様だが、トンビはタカを産まないし、何億分の1の奇跡でタカが産まれたとしてもトンビはタカをトンビにしか育てられない。
本来なら無限大に拡げる事の出来る自分の人生をいろいろな理由をつけて諦めておきながら、自分が出来なかった事を他人を使って叶えようなんぞ図図しいにも程がある。現在まだ現世に居るのだから自分でやれば良い事なのだ。
子供の頃観た「巨人の星」の時代じゃあるまいし自分のやらかした事でその場所を追われたからといって、息子にリベンジさせる様な時代では無い。出来なかったというより理由を見つけてやらなかった事を他人に押し付けるなって事だ。
そんな輩とは別に、自分の周囲におられる自分が人間と呼ぶ人格者の方々は余す事無く自分の失敗も含め語って下さり、生き方を観せて下さりはするが、別に自分の価値観を押し付ける事はされない。本当に輩と人間の差は歴然としているモノだと思う。
世の中を眺めると、自分がアタマが良いと思い込んでいる中途半端な輩が考え方や生き方まで自分と自分以外の他人との境界線を越え他人の人生を支配しようとするのだ。
くだらない押し付けは止め、自分自身が人間として生まれ出た根本を考えて日々過ごす事をお勧めする。