「敬われる存在とは地位、肩書、年齢では無く相手が人間的に認めた対象だと知る。」
立場や地位なんぞで他を抑えつけさせたり従属させるバカげた時代は終焉し始めたと世の中を眺めている。
父母を敬う…
親が親で在る自覚を持ち親としての責任を果たしているか?
先生と名のつく対象は敬う…
先生が先生としての自覚を持ち先生としての責任を果たしているか?
目上の人間を敬う…
目上の人間が目上の人間としての自覚を持ち目上の人間としての責任を果たしているか?
「最近の若いヤツは礼儀を知らない…」なんて嘆きを訊くが、若い世代と接すると礼儀を知らない訳では無く礼儀を弁えるべき相手をきちんと選んでいるのだと感じる事の方が多い。
「自分の立場が上だから敬われて当たり前」なんて信じているぬるま湯世代、時代錯誤の残念な価値観の方々は近々「オワコン」の称号を頂いて相手にされなくなる。
「オワコン」称号を頂ける方々に対しだが、今まで当たり前と信じてきた忖度やおべっか、ゴマすり媚びへつらう事を今度は若い連中にすれば大丈夫という考えは持たない事だ。そんな事をすればオワコンどころか「クズ人間」扱いされるのがオチだ。
今まで何も考えず生きてきた分「人間としてどう生きるべきか?」を考え、そして実践せざるを得ない時代になっただけの話だ。今まで価値が有ると間違えて信じ込んでいたモノゴト価値観の転換期に入った。仏教でいう「道理」に引き戻されるだけの事だが…
自分を主体に「自分は敬われるべき存在」とか「自分は敬われて当然」という、おめでたい感覚は捨て、与えられた立場を責任を持って遂行すれば勝手に周囲が敬うか敬わないかの判断をしてくれる。
解らなければ電話連絡でもして直接訪ねて下されば自分は力になろうと思っている。言いっぱなし、書きっぱなしにする気はサラサラ無い。現在置かれている職と立場の責任くらいは解っている。