宗教法人

来慶山忠暘院

山の中で考えている事

山の中で考えている事

 

「本気でやっていると必ず課題が見つかる。「やっているつもり」では何の課題も見つからない…」

「生きている意味がわからない…」そんな事を言われる方と出会うが…冷静にその方を眺めさせて頂くと「やっているつもり人間」という事が観て取れる。
人間、24時間寝ている以外起きている間、ずっと何かしらの立場に立っている。その置かれた立場の瞬間、一刹那を一生懸命本気でやっているか?が大切で「やっているつもり状態」では何も感じないし気づかないモノなのだ。
学校に行って勉強してるつもり…
会社に行って働いているつもり…
家庭でダンナ(ツマ)…親をやっているつもり…
不思議と一生懸命モノゴトに取り組んでいると疑問や次にやらないといけない課題が次々に浮かび上がってくる。浮かんだ疑問や課題をとにかく解決する必然にかられる状態となる。単純な話、生きている事なんぞの疑問を感じる暇(いとま)も無い。
結局、何一つ疑問や解決しなければならない課題が無い状態とは「やっている」のでは無く「やっているつもり」になっている状態だからなのだ。
自分にたまに湧き起こる無気力な状態を冷静に省みた時に気づいた事を記しておく。

忠暘院

横浜市緑区のお寺です。
よろしくお願い致します。