戦前の反省からか個人の自由が尊重される時代が続いてきた。ここのところそんな個人自由主義が行き過ぎた感を感じる。
本来、個人、自由主義つまり民主主義とは各々個々をもちろん尊重するが、あくまで「個人が社会的規範から外れ無い事」を前提として成り立つモノなのだ。
その前提で在る社会的「共通認識」「共通規範」が崩れてきている。この先を考えると末恐ろしい…
日本は法治国家なのだから法で縛れば良いという方もおられるが、法治国家とはモノゴトが起こった後に法で裁く。
モノゴトが現実的に起こらないと法治国家とは無力にも近い…
徐々に失われたつつ有る受け継がれてきた社会的規範や共通認識…
そんな当たり前の様に感じていた事が如何に大切な事だったかを最近の裁判記事を読みながら考えている。