まだまだ暑い夏が続きそうだ。
暑い中、墓前での法事は大汗をかくから以前は正直…
「出来れば…遠慮したい…(>_<)」
なんて思っていた。
但、ここ最近は、
「暑い」「寒い」なんて別に自分の心が現象にとらわれているだけの出来事で、暑ければ身体が勝手に汗をかいて体温を調節してくれるし…寒ければ身体が勝手に震えて体温を上げてくれる…
なんて考え、基本お任せ状態にしている。
今日は炎天下、初対面の家の墓前での法事だったが…
読経後の法話を、来ていた10歳の孫に向けて語らせて頂いた。
法事終了後、お婆さんに呼び止められ
「孫の為に良い話を有難うございました…m(__)m」
なんて、多分…お婆さん自身が飲むつもりで買ってきていたお茶を差し出された。
「母さんが飲まないと干からびるよ〜(^^)」
なんて断ったが、何度もすすめられたので有難く頂戴させて頂いた。
これが本来の「布施」の基本中の基本!
紙切れや金属のお金を渡されたとて、読経後の墓前での乾いた喉を潤すことは出来ないって事だ!
そんな事すら解らない坊さんが増えている現世(いま)の時代を自分は同業者として憂いているのだ。
横浜市緑区のお寺です。
よろしくお願い致します。