住職のブログ

正月考えた事…

現世で出会う生きた人間全てが「成功体験の塊」だと常々思う。

以前にも書いたが人間起きている間、常に小さいとはいえ取捨選択を繰り返しているのだ。生きて目の前に存在する相手は取捨選択を間違えずとにかく生き残ってきた相手なのだ。
どんな失敗をやらかした相手で在っても生命まで失っていない存在なのだ。生命を失っていない事自体が突き詰めて考えれば成功体験者という尊い存在なのだ。
以前、そんな成功体験に基づいて生きて存在する目の前の相手を変えようとしていた事が有るが、今思えば「自分は何というおこがましい事をしていたんだ…」と反省しきりなのだ。
少々困ったところで生命まで取られる事はまず無い…
生命を脅かされるほどの切羽詰まった状態ならば早急に手を打たねばならないが、客観的に眺めた時、自分で取捨選択をし、望んで現世の状態に存在している相手に対して生き方を説く事自体が相手の人生に対する冒涜なのだ。特に自分より先に生まれられた人生の諸先輩方に対しては失礼きわまりない事を言ってきた感が否めない…
そんな事を年始考えながら思った事は…今年の方針として、
請われたならば僧侶、和笑(おしょう)の責任として自分の気づいた事を説くが…
それ以外は…淡々と生き方を模索する日々を過ごす…
そんな気持ちで平成後の新しい時代の幕開けを待つ事にしている。

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