宗教法人

来慶山忠暘院

現実空間…仮想空間…

現実空間…仮想空間…

現在(いま)のご時世で在るからこの様にHPなるモノを作って貰った。(「HP無いんですか?」と訊かれる事が多かった為作っただけの話で有る。)

HPを持つ事は、少し前の固定電話が有る事で信用されてた事の延長くらいの出来事だと思っている。
世の中に対して不特定多数の方々に対して情報発信出来るメリットを感じつつ、仮想空間を絶対視する世の風潮を危険視する。(若い方が書き手の意図も読まず「ネットに書いて有った…」なんて言うヤツで有る。個人的に「ネット教」と呼ぶ時が有る。)
「ネット集客」なんて言葉が溢れる世の中で有るが…あくまで知ってもらうくらいの入り口のツールくらいの捉え方をすべきなのだ。
悪いが…ネット教を信奉する人間は金という価値観で対比する人間が多いと感じる。
現実世界で成り立っている人的な世界を仮想空間世界と同じ様な感覚で捉え、仮想空間を引き合いに、
「向こうは◯◯円だけどお宅は?」
なんて暗に値下げを要求する人間が多いのだ。
現実世界で、相手が生きている人間で在る事を忘れ…相手の生活なんぞは考慮せず電気代くらいしかかからない仮想空間世界のネット価格とやらをリアル世界に引き出してくる人間が多いが…
首をお互いでしめあっている事にそろそろ気づくべきなのだ。
最近の世の中の閉塞感、疲弊感は、仮想空間と現実空間の区別がつかない人間が増えた事も一因だと思っている。
便利な道具は使い方を考え無いと必ず副作用的なモノが伴うのだ。
世の中に対して「良かれ」と願い、創った人間にも想像だにしない現在の現実空間と仮想空間のごった煮状態のいく末を…
生きて(生かされて)いる間、横浜の山から眺め続けようと思っている。

忠暘院

横浜市緑区のお寺です。
よろしくお願い致します。