心のイメージを喜怒哀楽で波打つ感情を除くと常に両方に燃える蚊取り線香の様な渦巻きを描くと解りやすいと思う。
心のベクトルが自分以外の他に向いている時は内側から外側に向けて燃える…特に自分の現在の力を他に対して使う事のみに心のベクトルを向けた時から心の渦巻きは外側へ拡大していく……
心がこの状態の時は「現在(いま)の自分に何が足りないか?」という事に気付きやすい状態になる。足りないモノが解る事によって、足りないモノを補い燃え続けるので燃え尽きる事は無い…
心のベクトルが自分の為に自分に向いている時は外側から内側に向けて燃える…
この状態の時は現在の自分の状態に何の疑問も持つ事も無く、ひたすら中心に向かい縮小しながら燃え尽きるまで燃える。
そんな心の蚊取り線香の様な渦巻きを燃やしながら、外側、内側へと行ったり来たりしながら人間は日々過ごしているのだ。
その渦巻きの大きさはその人間の存在感に比例する。
世の中を眺めると存在感が増している人間は言動からして心のベクトルが自分以外の他に向いている事が判る。
ある程度存在感を増した人間の存在感が低下していく姿を見受けるが、慢心によりベクトルが自分に向き渦巻きが内側に向けて燃え円は縮小する姿なのだ。
現在、世の中の個人も個人集団の延長でしかない社会…国家も含め内側へ燃焼中で在る…
燃え尽き、混沌とする時代がもうすぐそこまで来ているが…それも良し…この世は諸行無常で在る。
横浜市緑区のお寺です。
よろしくお願い致します。